挑戦! 夜の新宿で100分の1アンケート!! (ナカガワ)
こんばんは、ナカガワです。
仕事帰りもウキウキWatching.
先日、久しぶりにテレビで「笑っていいとも!」を観ました。
「相変わらずだなー」と思いながら視聴していたのですが、
テレフォンショッキングのコーナーで驚くべき事態に遭遇しました。
テレフォンショッキングと言えば「100分の1アンケート」という企画が有名ですが、
なんと、その「100分の1アンケート」が終了していたのです。
(代わりにx/100アンケートという企画になっていました。)
この事実に僕はとてもショックを受けました。
というのも、僕の数ある夢のうちの一つは
「いいとものテレフォンショッキングに出演し、
100分の1アンケートで見事“1”の答えになる質問をする」
というものだったのです。
しかし、その企画自体が終了してしまっているということは、
僕のこの夢は決して叶うことがなくなった、ということなのです。
僕は悲しみに暮れました。
・・・・・・
待てよ・・・
自分で100人にアンケートを採ったらいいじゃないか・・・
そして、なんとしても・・・
回答が「1/100」になる質問をしてみせれば
いいじゃないか!!
そして、せっかくやるなら本家いいともの時間帯とは逆の
夜に挑戦してみようではありませんか!
というわけで、人の多そうな金曜日の夜!
新宿に向かいました。
「いいとも」と言えば「アルタ」。
夜のアルタ前にやってきました!!
サングラスの男が僕です。
タモリさんを意識したのですがあまり風格がありません。
それはさておき
100分の1アンケートのルールですが、
「一つの質問だけを100人に聞いていく」というのではあまりにも成功の確率が低そうなので、
今回は、「あらかじめ4つの質問を考え、それら全てを一度に聞いていく」という作戦でいきたいと思います。
そして今回聞く質問はこちら!!
Q1「笑っていいとも!」の観覧に行ったことがある
ひとまずこの質問。もしこの質問にYESの人がいれば、その人は二つの100分の1アンケートに答えたことになる運の強い人ということに!
Q2カンボジアに行ったことがある
かのマラソンランナーで一躍有名になった国、カンボジア。彼はあまりカンボジアに行かなかったようですが、一般の日本人はどうなのか。カンボジアに行ったことがあるのは100人に1人くらいなのでは!
Q3ここ一週間でおじいちゃんかおばあちゃんの肩をもんだ
家族関係が希薄になってきている世の中ですが、100人に1人でもこんな人がいれば日本はまだ捨てたものじゃない!
Q4自分の名前が「中川翼」
僕と同じ名前の人は果たしているのか!奇跡に賭けます!
こられの質問を100人に聞き終わったとき、YESと答えた人が1人だけならば、企画達成!というルールです。
このボードにYESなら赤、NOなら青のシールを貼っていってもらいます。
青のシールの群れの中に紅一点の赤のシール。
その画を目標に頑張っていきます。
ちなみに現在の時刻は午後9時半。
100人相手だと1人あたり1分でアンケートを行っても2時間近くかかるので、今日中に終わらせるのは難しいかもしれません・・・
時間が惜しい!
さっそく・・・
アルタ前でアンケート開始!
・・・・・・
・・・・・・
怖い・・・
アルタ前にはガラの悪い人しかいません・・・
また、一般人だけでなくホストや客引きの人たちも多く、
「てめぇなにひとのナワバリおかしてんだよ!」
などと怒られそうで怖いです。
アルタ前だけでなく東口は全体的に話しかけづらい人が多い・・・
ここはだめだ、南口へ行こう!!
歩くこと5分強・・・
南口に到着!!
人の層がさっきと全然違います!!
若い人が多く、雰囲気も心なしか温かいです!
ここでアンケートを再開します!!
・・・
さっそく話しかけやすそうな穏やかな見た目の二人組を発見!!
「あの、お時間よろしいでしょうか?」
「え、あ、まぁ・・・」
案の定怪しまれている。
(一応)怪しいものではない、ということと企画の趣旨をなんとか説明し・・・
「わかりました」
顔出しはNGとのことでしたが、アンケートに答えてくれました!
予想通り、この段階ではすべてNO。
「ありがとうございました!」
一度人に話しかけられたことで、自信がついてきました!
あ、あそこに立ってる人たちにも聞いてみよう!
「あの・・・」
先ほどと同じ説明をします。
すぐに警戒心も解いてくれて、
「アンケート?いいですよー!」
優しい!!
顔出しもOKしてくれました!!
やはり、すべてNO。
順調と言っていいでしょう!
先ほどの人たちに見られながらアンケートをし続けていくのはちょっと恥ずかしかったので少し場所をずらし・・・
東南口に到着!
おや、さっそくノリのよさそうな男子の集団を発見!!
「アンケートっすか?いいっすよ!みんな、出よーぜ!!」
これはありがたい!
一気に五票が獲得できます!
「おれはこれYESですね」
!!!
「あ、おれもこれYESだ」
!!!!!
なんと・・・・
しかし、こんな孝行者がいるのは良いことです!!
一体、どういう経緯でおじいちゃんおばあちゃんの肩をもむことになったのか聞いてみました。
「前の母の日の時に、母親の肩もんであげてたら『おばあちゃんにもやってくれ』って言われたんですよ」
「おれも母の日なんですけど、ツイッター見てたらみんな母の日に親とかおばあちゃんに孝行してて、なんかしなきゃなって思いまして」
良い男子たちだ!!
日本の未来は明るい!!
そして場所を変え、東南口から西口へ!
さっそく二人組を発見!!
質問に快く応じてくれました!
「NOです」
順調!!すでに脱落したQ3もついでに聞いていきます。
今なら東口でも聞けそうだ!
東口へ移動!
「あの・・・」
「いいですよー」
いい人たちです!
五人組の男の子たち!シャイな三人は隠れてしまいました。
19/100
あとからやってきた男の子にもお願い!
25/100
男子一人、女子五人という奇怪な集団にも聞きました。
綺麗なお姉さんたちも快く答えてくれます!
「100人に聞くんですか!?がんばってくださいね!!」
優しさが身に沁みます!!着々とシールを集めて来て、このまま順調に進むかと思われましたが!
「あ、今忙しいんで」
「いいです」
「・・・(無言で足早に去っていく)」
ここに来て連続で断られる!!
どういうことだ・・・
ふと腕時計に目をやると、もう午後11時半・・・。
そうか、みんな終電が近いんだ・・・!
こんなわけのわからない企画に付き合っている時間はないのか・・・
10分ほど粘りましたが、どの人にも断られ、
街に残る人たちも怖い人たちばかりになってきたので・・・
ここで中断!!
計2時間半で28人!
来週に引き継ぎます!!
・・・そして一週間後
再び夜のアルタ前にやってきました。
この企画としてやってくるのは二回目、
さしずめ、「夜のいいとも増刊号」と言ったところでしょうか。
一週間も経つと、Q2のカンボジアの質問などはもう風化してしまってる感が否めません。
しかし、
1/100さえ達成してしまえばいい話!
それではさっそくアンケート再開!!
今回は時間不足に至ることの無いように、午後7時からスタートしました!
今日は時間が早いこともあって、人がたくさんいました!
アンケートもスムーズに進みます!!
と、ここで・・・!!
「あ、私たちこれYESです」
あぁーーーーーーーーーーーー!!!!
「4、5年前にボランティアで行ったんですよ」
なるほど、ボランティアで海外まで行くとはとても殊勝な行いです。
しかし、そのせいで・・・
Q2もここで脱落!!!
お姉さんたちのどちらかだけが行っていたのであれば・・・
100の1の可能性が残されたのはQ1とQ4の
二つとなりました・・・!!
アンケート続行です!
44/100
回答数50到達!!
53/100
55/100
「おばあちゃんの肩もみましたよー」
いいですね!
おばあちゃん孝行の綺麗なお姉さんだなんて完璧じゃないですか!
どんどんいきます!!
「おじいちゃんとおばあちゃん両方の肩もみました!」
「私も!」
制服を着てるので、ということで顔出しはNGでしたが、
実は彼女たち、二人とも恐ろしく可愛かったです!!
こんな美少女たちがおじいちゃんおばあちゃん孝行だなんて、
黄金の国ジパングここにあり、です。
続けます!
68/100
71/100
ペタペタ・・・
「あっ・・・」
二人組の女性にシールは貼ってもらえたのですが、待ち合わせ相手が来たので写真撮影の間もなく去っていかれました。
あの女性二人に話しかけよう!
「アンケート?いいですよー」
ペタペタ・・・
「もしよろしければお写真を・・・」
「顔が映らないなら・・・」
「あ、でも待って・・・ヒソヒソ」
「やっぱり写真はすいません・・・」
代わりの写真を貼っておきます。さきほどの貴婦人たちの心を表しているようです。
ここまででわかったことなのですが、
やはり年齢の高い人達ほど写真の撮影、それ以前にアンケートの回答を断る傾向が高いです。
君子危うきに近寄らず。
やはり長年の経験から、危機回避能力も増していくのでしょうか。
これからは若い層に絞って声をかけていきたいと思います。
再開!!
やはり若い人たちは快く回答してくれます!!
良くも悪くも「怖いもの知らず」というのが若者の強みなのでしょうか。
そしていつのまにか、回答数も80を突破しています!!
もうすこしだ!
よし、どんどん行くぞ!!!
と、ここで!!!!!!
「私観覧行ったことありますよ!」
なんと!
ここに来てQ1にYESの回答者が!!!
「だいたい4、5年前なんで詳しくは覚えてないんですけど100分の1アンケートにも答えましたよー」
これによって、現在Q1の回答結果は84分の1となりました!!
Q4はYESが0のままなので望みは薄いですが、
Q1の100分の1に期待がかかります!!!
もういいともの観覧に行ったことのある人に会わなければ企画達成なんだ!!
あと20人弱!!
ラストスパート!!
・・・・・・
シールは貼ってくれたものの、写真NGという人たちです。
気を取り直して・・・
順調にNO!
と思いきや!!!!
「あ、私3月に行きましたー」
・・・・・・・・・え?
あぁーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
「友達が当選したんで6月にも行くんですよー」
行き過ぎ!!!
なんてこった・・・
ここにきて・・・・・・
Q1脱落!!!!!
残されるはQ4だけになりました・・・
残り10人足らずの人の中に僕と同じ名前の人なんているのか・・・
途方に暮れますが、ただ立ち尽くすわけにもいきません。
聞いていきましょう!!!
またも気を取り直して・・・
残り5人にもなったということで、
最後はあの恐ろしかった東口で締めくくりたいと思います。
東口に到着!!
現在、午後九時。
今回は前回以上にスムーズにアンケートを重ねて来れました。
しかし、もはや時間の余裕は関係ない。
あと五人の中に僕と同じ名前の人がいなければこの挑戦は失敗に終わってしまいます・・・
覚悟を決め・・・
いざ、
アンケート開始!!!
よし、あそこにいる女性二人だ!!
どうだ!!!
二人ともNO!!!
クソッ・・・あと三人・・・
100という数の多さを恨んでいたころが懐かしいです・・・
今はむしろ数の猶予がほしい・・・
だが後戻りはできない!!
よし、あの二人組だ!!!!
頼むっ!!!
NOーーーーっ!!!!
・・・・・・
この長かった100分の1アンケートも残すところあと一人になってしまいました・・・・
どうすればいいんだ・・・・・・
僕と同じ名前の人だなんてこの新宿にいるのか・・・
ええい、どうにでもなれ!!
あそこにいる
スーツの男性にすべてを託そう!!!!
「あの、モッケイエンタテイメントというサイトの企画で、
『夜の新宿で100分の1アンケート』という挑戦を行っているんですが・・・
アンケートに答えてもらえないでしょうか?」
「いいですよー」
「この四つの質問なんですが・・・」
「なるほどなるほど、これはNO、これもNO、これもNOですね・・・」
(ダメかっ・・・!?)
「あ、僕中川翼ですよ!」
!!?
「なにか証明できるものはありますか!?」
「どうぞ」
本当だっ!!!!!
よかった・・・
これで・・・・・・・・・
100分の1アンケート完全達成です!!!!!
・・・達成の瞬間、こみあげてくるものがありました。
それは、感謝の心です。
一日目の取材を手伝ってくれた赤松さんと二日目に手伝ってくれた武下くん。
快くアンケートに協力していただいた100人の方々。
そしてこんなくだらない企画のために走り回る僕を笑うことなく受け入れてくれたこの新宿という街。
それら全てへの感謝。
一見、何も産まないかのように思えたこの企画でしたが、
この「感謝の気持ち」はたしかに僕の心の中に生まれたのです。
今の僕の心には、さわやかな風が吹いています。
「もしよろしければお写真を撮らせてほしいのですが・・・」
「いいですよー」
パシャッ