らむりん、こどもちゃれんじを辞める

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らむりん、こどもちゃれんじを辞める (ニシカゲ)


こどもちゃれんじのことが嫌いになっても、らむりんのことは嫌いにならないでください。 


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少し前、アイドルグループAKB48の前田敦子が卒業した。芸能界の情報に相当疎い私でも「え、あの前田敦子が」と思うぐらいだったから熱狂的ファンがどれ だけ衝撃を受けたかは計り知れない。握手券のために何百万円とCDに金をつぎ込んだ前田敦子のファンは一体どういった心境だったのだろうか。だが、前田敦 子の卒業を心から悲しんでいるのはAKB48がまだ無名だったころから応援していたファンであろう。

AKB48 が結成されたのは約7年前だが前田敦子は結成当時からのメンバーである。7年間という長い間見守ってきたファンなら、突然卒業を宣言されて泣きたくなるの も無理もない。しかし、アイドルには寿命と言うものがあるからいつか引退するのも仕方のないことだし、前田敦子の卒業は「いつか来る回避できないもの」だ とファンは心の中では覚悟していただろうし、卒業は三か月前から発表され、卒業には卒業記念公演が行われるなど人々に惜しまれつつきれいな最後であった。

し かし、世の中は残酷なもので、誰もかれもが前田敦子のように人々から惜しまれつつ引退できるわけではない。中には前田敦子よりもはるかに長い期間活躍し、 重要な役割を担ってきた実績を持ちながら、しかもアイドルのように引退する必要もなく、誰もが半永久的に活躍し続けると思っていた人物が突然リストラされ るということもあり得るのである。長い前置きだったが今回の主役を紹介したいと思う。

 

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皆さんはこのキャラクターをご存じだろうか。知っている人も多いと思うが、あえて紹介させてもらうと、このキャラクターはベネッセの幼児向けの教材『こども ちゃれんじ』に登場する羊の女の子であり名前を「牧場 らむりん」という。このキャラクターは教材とアニメで20年以上活躍し、2012年3月26日を もって無情にも卒業となった。

 

1、らむりん卒業に至るまでの経緯

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「こどもちゃれんじ」とはベネッセコーポレーションが1988年に開講した幼児向け通信教育教材である。しまじろうはこの教材に登場するキャラクターであり、らむりんととりっぴいはその友達として登場した。

しばらくはこの三人体制が続いていたが1991年から第四のキャラクターとしてみみりんが登場して以降、長きにわたってこの四人体制は不動のものであった。1993年に「しましまとらのしまじろう」としてアニメの放送が始まってからも基本的にこの四人態勢が崩れることはなかった。2008年に「しましまとらのしまじろう」が「はっけんだいすきしまじろう」へ、2010年に「しまじろうヘソカ」とタイトルを変えてからもそれは変わることはなかったのだが、 2012年三月に放送された第101話「さよなら らむりん」を最後に登場しなくなり、2012年度から教材からも姿を消した。そして、「しまじろうヘソカ」の後番組の「しまじろうわお!」からは新キャラクターである桃山にゃっきぃが登場しレギュラー化、教材のほうでもらむりんの後釜を担うことになった。20年以上に渡るらむりんの活躍に終止符がうたれたのである。

 

2、こどもちゃれんじに関する個人的思い入れ

正直「らむりんが卒業した」と言われても、これがどれだけの大事かよくわからない人が結構いると思うので、わかりやすくドラえもんで例えると「ジャイアンが突然転校して、来週から一切登場しなくなる」ぐらいのことだと考えてもらったらいい。

そもそも、なぜここまで私が「こどもちゃれんじ」についてあれこれ言っているかというと、私自身が「こどもちゃれんじ」を購読して育った人間だからであ る。「こどもちゃれんじ」を購読している子どもは全国に150万人いるというので私が「こどもちゃれんじ」を読んでいたことは別に珍しくもないことなのだ が、私の場合は特に思い入れが強いのである。私とこどもちゃれんじの出会いは約二十年前、物心がつく前のことで生まれる前からこどもちゃれんじは私の近くにあった。その「こどもちゃれんじ」は親戚の兄ちゃんからおさがりとしてもらったものでたしか1990年度版だった。私はその「こどもちゃれんじ」のカ セットテープを何百回と聞いたので二十年たった今でも内容をかなり覚えている。そして、幼稚園の頃にまたこどもちゃれんじを自前で購読し始めた、1998年度のことである。つまり、私は二つの時代の「こどもちゃれんじ」を体験したわけである。

 

 

3、二つの時代のらむりんの役割の変化

私は二つの時代の「こどもちゃれんじ」を体験した、といっても同じこどもちゃれんじにそこまで違いがあるのかと疑問に思うかもしれないが九十年代はこども ちゃれんじにとって激動の時代であり、大きな二つの変化が起こった。まず一つは1993年にテレビアニメ化されたことである。

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これによって教材の方もオリジナルの世界観からアニメに準拠した内容へと変わった。もう一つは1991年に新キャラクターのみみりんが 登場したことである。今この記事を読んでいる方の中には「あいつって最初からいたんじゃないの?」と思った人もいるかもしれないが実はそうではなかったの だ。今ではドリフターズにおける志村けんのように初めから居たような顔をしているみみりんだが、実際はしまじろうやらむりんのようなオープニングメンバー ではないのである。

みみりんが登場するまで、こどもちゃれんじはしまじろう、らむりん、とりっぴいの三人だったわけだが実際には三人ではない。初期のこどもちゃれんじでは (少なくとも私が読んで聞いたことのある1990年度版では)おかあさんといっしょに出てくるような○○おにいさんと○○おねえさんというようなキャラク ターが存在していた。そのような保護者的キャラクターが常に出てくるということでらむりんを含めた三人の精神年齢はやや低かった。この時期のらむりんの位 置づけは、三人組の紅一点であり「普通の女の子」という立ち位置であった。このころは女子はらむりんだけであったため特に個性を出す必要がなかったのであ る。

しかし、新キャラクターみみりんの登場とテレビアニメへの進出がらむりんのあり方を変えることになる。まずはこちらを見てほしい。

 


白いウサギをモチーフにした女の子のキャラクターで、本作のヒロイン的存在。家は花屋。一人称は「みみりん」。走るのが得意。イチゴのショートケーキと可愛いものが大好き。虫と、ウサギだがなぜかニンジンが苦手。出っ歯が特徴的。わがままで甘えん坊なところがあり、自分の意見が通らなかったり自分の立場が不利になるとすぐに泣く癖がある。歌が好きで、ママが買ったカラオケセットで自慢の歌を披露している。お姫様になりたいと思っている。一人っ子。1010日午前1010分生まれ。血液型はB型。


 

これはWikipediaに掲載されているみみりんの紹介文である。次にこちらを見てほしい。

 


ピンクのヒツジをモチーフにした女の子のキャラクターだが、本物のヒツジとは違って、角は生えていない。父親が画家であることもあって、絵を描くことが趣味で得意で、将来の夢も父のような画家になることである。プリンが大好きで、お化けが苦手。走るのはあまり得意ではないらしい。はじめは頭にリボンをつけていたが、のちにバンダナに変更された。他のメインキャラクターに比べて精神年齢は高いようで、「お姉さん的存在」である。男勝りな性格。「怪しい」が口癖で、よからぬことを企む相手にはすぐに疑いの目を向ける鋭い観察眼の持ち主。また他のキャラクターが約束を忘れたり、散らかして物が見つからなくなってしまうことがしばしばある中、そういう失敗をほとんどしないしっかり者でもある。一人っ子。33日午前33分生まれ。一人称は「わたし」。血液型はAB型。『こどもちゃれんじ・じゃんぷ』からの登場だったが、2011年度を最後に登場しなくなった。アニメでは『しまじろうヘソカ』第101話「さよなららむりん」(2012326日放送(テレビ東京系列))にてフランスにある父親の家へ引っ越すことになり、以後のアニメシリーズでは登場しなくなった。 


 

これがらむりんの紹介文である。文末に哀愁が漂っている。二人の性格を要約すると、 

 

らむりん……精神年齢が高い「お姉さん的存在」。男勝りな性格で観察眼が鋭い。しっかり者。走るのが苦手。

 

みみりん……ヒロイン。わがままで甘えん坊で泣き虫。走るのが得意。

 

と なる。みみりんの性格の要約がひどくなってしまったが別に悪意があったわけではない。私が言いたいのは二人の性質が全く逆であるということである。先ほど から書いているがみみりん登場以前は女の子はらむりんしかいなかったため、女の子であるということだけでしまじろうやとりっぴいとの差別化を図ることがで きた。しかし、みみりんが登場したことで個性を強く出す必要が出てきたのである。テレビアニメ進出も個性の出すようになった大きなファクターである。教材 だけのときだけなら無個性でも何とかなるが、アニメでも無個性だと話の展開がしづらくなってしまうからだ。こうしてらむりんは普通の女の子を経てほかの キャラクターより精神年齢の高いお姉さん的存在としての役割が与えられることになったのである。

 

 

4、ではなぜ卒業なのか

上記のようにこれまでレギュラーキャラクターとして活躍してきたらむりんだったが、なぜ突然卒業なのか。ネット上でらむりん卒業について調べてみると興味深い記事が目に留まった。2012年3月21日のgooニュースだがとりあえず見てほしい。

 

アニメキャラの設定には「現実っぽさ」が大切だと制作関係者

2012年3月21日(水)17:05

テレビ東京系子ども向け番組『しまじろう ヘソカ 』が4月をもって新番組『しまじろうのわお!』にリニューアルをすることが、「しまじろう」のキャラクターを管理するベネッセコーポレーションより5日に発表された。これまではヒツジキャラの「らむりん」がレギュラーメンバーを張っていたのだが3月最後の放送回で引っ越しをするという設定で 、今後はネコキャラの「にゃっきい」が番組および、同社が発行する幼児向け教育教材「こどもちゃれんじ」でも使われる。そして、アニメはCG化されるという。

今回のリニューアルだが、背後には社会的な状況の変化がある。(中略)

今回の『しまじろうのわお!』が時代に対応したもののひとつは「 ワーキングマザーの登場」というものだ。ベネッセコーポレーションの担当者は「これまで、しまじろうを中心とした『こどもちゃれんじ』登場キャラのお母さんは専業主婦が中心でした。ただ、現状を見たらワーキングマザーも増え、子どもを保育園に預けたり、祖父母の協力を得たりしながら仕事をしているお母さんも多いです。より多くの視聴者に登場キャラと自身を重ね合わせていただきたいのです」とにゃっきい一家登場の理由を語る。

 つまり、現実世界と合致するリアリティが重要だということだが、それではなぜ、ヒツジキャラの「らむりん」はなぜ、ネコの「にゃっきい」になったのか。元々女子キャラはウサギの「みみりん」がいたが、「らむりん」と「女の子らしい」キャラとしてかぶりがあった。違いもキチンとは描き切れていなかった反省があったのだという。ここでもキーワードは「リアリティ」だ。

 現実の女の子は「おしとやかで礼儀正しく、スカートをはく」といったステレオタイプの女の子だけではない。お茶目もいれば、ツンデレもいるし、厳しい子もいる。にゃっきいが担う役割は、他のキャラクターを引っ張っていく、いわばお姉さん的なキャラなのだが、同時に大人っぽさと生意気さを兼ね備えている。そんなキャラを作ろうと考えた末に、うまれたキャラなのだ。

 

上の長い文を読みたくない人のために要約する。たいしたことは書いていない。要するに「時代が変わってきたため、現代の家族をモデルとした新キャラを登場させることにしたので、キャラがかぶっているみみりんとらむりんのうちらむりんを退場させた」ということだ。 

正直言って、この説明はどうも腑に落ちない。散々書いたようにらむりんとみみりんのキャラクターの書き分けはきちんとできていた。さらに「お姉さん的キャ ラ」とはらむりんそのものであり、これは時代の流れ云々にかかわらず、共存と言う道をはじめから断ち切り、らむりんを退場させようとしているのがわかる。 20年以上貢献してきたキャラクターを追い出すような形で卒業させるのはどうだろうか。

 

5、らむりんVSにゃっきぃ

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20年以上この「こどもちゃれんじ」でレギュラーを張ってきたこのしたたかな羊がこんな猫の小娘に負けるわけがないと考えた私は両者を比較し、それぞれのキャラ付を分析してみることにした。

 

一、性格と能力

 

らむりん……精神年齢が高い「お姉さん的存在」。男勝りな性格で観察眼が鋭い。しっかり者。走るのが苦手。 

にゃっきぃ……精神年齢の高い「お姉さん的存在」。少し生意気なところがある。走るのが得意で運動が好き。

か なり被っているが、大きな違いはらむりんは運動が苦手でにゃっきぃは得意だということだ。たしかに「お姉さん的存在」で「男勝り」ならむりんが運動が苦手 というのはやや不自然である。年度がかわりアニメのタイトルが変わったから設定を無理やり変えるという手もなくはないが、「走るのが苦手」というのはらむ りんの羊と言うモチーフを変えぬ限りどうしようもない点だ。これはにゃっきぃの勝ちである。

(ところで「走るのが得意」という性質はみみりんと被っている。もし後に「女の子らしくて、運動が苦手」というキャラクターが出てきたらみみりんはどうなってしまうのだろうか……)

二、外見とネーミングセンス

 

牧場らむりん……羊をモチーフにしている(角は生えてない)。 

桃山にゃっきぃ……猫をモチーフとしている。

 

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正直言ってしまうと初めて私がらむりんを見たとき、らむりんが何をモチーフにしたキャラクターなのかよくわからなかった。こどもちゃれんじを知らない人からしたら、しまじろうは虎でとりっぴいは鳥だとすぐにわかるとしてもらむりんで少し考えてしまうのではないだろうか。元々しまじろう、らむりん、とりっぴい の三人(一頭と一匹と一羽)は当時子供に人気のあった動物をモチーフとして制作されたらしく、その動物が虎と羊と鳥だったのである。羊自体はかわいらし く、人気があったのもわかるがそれをモチーフにして二足歩行のキャラクターを作るのはかなり難しかったのではないだろうか。らむりんは元々モチーフの明確 さが他の三人(一頭と二羽)に比べて劣っていたと言わざるを得ない。一方、にゃっきぃの方は元々猫が身近な動物であることもあり、一発で猫だと判断でき る。

ネーミングについて、牧場や桃山といったちゃんとした苗字が設定されていることに色々と言いたいところだが関係がないのでここでは省略しよう。まずにゃっ きぃという名前は正直どうだろう。たぶん猫の鳴き声の「にゃー」からきているというのはわかるが読みにくいし、「ねこりん」とかの方がよかったのではない だろうか。ネーミングについてはらむりんの圧勝かに見えたが「らむりん」という名前も考えてみば相当ひどい名前だということがわかる。

 

らむりんのラムというのは永久歯の生える前(生後十二か月未満)の子羊またはその肉のことを指す。ちなみにこの時期の子羊の肉は永久歯の生えた後に比べて とてもうまいそうだ。もっと他によい名前はなかったのだろうか。この「らむ」というのは子羊と言う意味でとらえるにしても「らむりん」と言う名前には問題 がある。羊に永久歯が生えるのは生後一年後、そしてらむりんは五歳(らむりんが登場するこどもちゃれんじじゃんぷが年長さん向けのため)である。つまり、 らむりんはらむりんであっても、らむりんはラムではなくマトンなのである。ペットに例えると「子犬の頃飼いはじめ、小さいからチビと名付けたが一年後には 土佐犬ぐらいの大きさになってチビではなくなった」という感じである。なぜらむりんの両親はいつか大人(マトン)になるわが娘に「らむりん」などという名 前を付けてしまったのか疑問である。

またもやにゃっきぃの勝ちである。らむりんに後がなくなってきた。

 

 

三、家族構成

 

らむりん……芸術家の父牧場まっせいとピアニストの母牧場ゆめこの三人家族。ひとりっこ。 

にゃっきぃ……母(ワーキングマザー)、兄、祖母の四人家族。父親は不明。 

 

家族構成で優劣つけるのも変な話だが、これはにゃっきぃの勝ちである。らむりんは両親ともに健在な普通の家族で、しまじろうやとりっぴいも同じようなもの だ。にゃっきぃの家族構成はより現代的な家族であり、こどもちゃれんじのキャラクターにしては異色である。しかし、こどもちゃれんじを購読している子ども の中にも母親が働いていたり、何らかの事情で父親と離れて暮らしているということも珍しくないはずなのでにゃっきぃの家族は今の時代をうまく反映している と言える。もし、無理やりらむりんにこの要素を加えようとしたららむりんの父親を何らかの形で退場させる必要がある。これではただの鬱アニメになってしま うためこれは不可能である。

結果、三勝0敗でにゃっきぃの完勝。この猫、只者ではなかった。らむりんが卒業に追い込まれたのも仕方がなかったのかもしれない。

 

 

6、卒業

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こうして卒業したらむりんだったがその最後はなかなか恵まれていたといえる。教材で は幼児は来年小学生になるわけでらむりんがいなくなることについて説明する必要がないのだが、アニメだときちんとしたお別れが必要になるため、らむりんが 引っ越しをするという話が作られた。アニメや漫画で友達が引っ越しをするというのは簡単に感動を演出することができるためか、よくある話だがらむりんの 引っ越しは衝撃の度合いが桁外れである。他のアニメだと引っ越しするの対象に選ばれるのはあまり目立たないキャラクターであったり、その話だけの一発キャ ラだったりする。重要なキャラクターを安易に退場させてはそれからの展開に支障をきたすからである。しかし、あまり重要なキャラクターでないと主人公たち との関係も薄いためあまり感動を期待できない。ドラえもんの映画で「帰ってきたドラえもん」というのがあったが、あれがあれだけの感動の作品に仕上がった のはドラえもんという超重要で主人公であるのび太の親友がいなくなるという大きな衝撃があるからである。「帰ってきたドラえもん」でさえドラえもんはちゃ んと帰ってきているのにらむりんの場合はガチ別れである。20年以上連れ添ってきた仲間とおそらく二度と会えなくなるのだから泣きたくもなるはずだ。おそらく「帰ってきたドラえもん」以上の感動作だったはずだ(私は見ていないのでしらない)。

 

 

まとめ 

らむりんは卒業したが、別に死んだわけではなく設定上は引っ越しただけだ。そのため、いつかひょっこりと帰ってくるかもしれないとひそかに私は期待している。それぐらいらむりんが卒業したことが信じられないのだ。こんな気持ちをもっているのは私だけではないと思う。ためしに「らむりん卒業」「らむりんリストラ」などで検索してもらうと、以下にらむりんが慕われていたかわかるだろう。これだけ惜しまれて卒業したのだからキャラクターとして彼女は成功したと言えるだろう。この世にはポコやカニマル(誰だそれと思う人がほとんどだろうが本当にその程度のキャラクターなのだ)のように誰にも惜しまれることなくひっそりといなくなったキャラクターもいるのだから、卒業をこれだけ惜しまれたらむりんは幸せだったのだ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ニシカゲ

陰の者



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