明日から使える「カレー食べてるときにウンコの話をするな」の応用 (kubomi)
上司や女の子たちに顰蹙を買ったり、ゲロを吐かせたりしてみよう。
カレーを食べているときにウンコの話をするな、というネタがある。当然これはカレーとウンコの見た目に類似点があることからくるものである。よく似たものに「カレー味のウンコとウンコ味のカレー、食べるならどっち?」というのがある。しかしこのネタはもう手垢にまみれてマンネリ化したネタだ。食事の際のちょっとしたスパイスのためにも、他のバリエーションが欲しいところ。
この世には一般的に知名度が低いだけで、連想すると食欲を損ねてしまうような組み合わせはたくさんある。もういい年になってウンコなんて恥ずかしくて言えなくなった人も、ここに書いたネタを明日から使って上司や女の子たちに顰蹙を買ったり、ゲロを吐かせたりしてみよう。
1.木苺食べてるときにタニシの卵の話をするな
タニシの卵の中には木苺のように粒々で発色のいい赤色をしているものがある。これはあまり一般に知られていることではない。
木苺をあしらったスイーツを人と食べているとき、「そういえば木苺って……」と切り出しながらスマホでタニシの卵を検索して見せると良い。「私虫とか触るのも全然OKなんで~」とか強がって言う女子ならなお良い。盛り上がること間違いなし、盛り上がりすぎてしまいには同伴の人が嘔吐してしまうかもしれない。
2.タピオカ食べてるときに草間彌生の話をするな
タピオカは、トウダイグサ科のキャッサバの根茎から製造したデンプンのこと(Wikipedia丸写し)である。日本では飲み物やデザートに「タピオカパール」の形で入っていることが多い。
一方草間彌生は「見る者の視界を覆い尽くさんばかりの水玉のモチーフを使うことが特徴」(Wikipedia丸写し)の芸術家である。その水玉の集合は決して落ち着いた色で描かれることはなく、補色、警告色、あるいは血痕を思わせるような色でえがかれる。ある種の生物的なアラートとも取れるようなビジュアルは、無論「食」とマッチするものではない。
最近よく聞かれるサブカル女子がタピオカ入りのジュースを飲んでいたら、タピオカを鼻から噴出すまで草間彌生の話をしてあげよう。あるいは「タピオカ味の草間彌生と草間彌生味のタピオカ、食べるならどっち?」など支離滅裂なことを言って不思議ちゃんをアピールするのもよし。
3.チーズ鱈食べてるときにコウガイビルの話をするな
黄色く細長い見た目はチーズ鱈にそっくり。高級で濃いチーズほどコウガイビルに似てくるのも好都合だ。
チーズ鱈が登場するのは多くの場合家飲みのことが多いだろう。だらだらとつまみを食べつつ酔いも深まってきたころに、招いた人にコウガイビルの話題と画像を見せて喧嘩をしよう!余談だが、コウガイビルは吸血で有名な方のヒルとは全く違うものである。
4.水無月食べてるときにピパピパの話をするな
まず、水無月もピパピパも聞いたことがないという人が多いと思うので説明をしよう。
まずここで言う水無月とは、外郎のようなものの上に小豆の餡を載せて固めた和菓子のことである。実際のところ、水無月自体の見た目が若干気持ち悪いのは内緒だ。
次にピパピパであるが、コモリガエルというと耳に挟んだことがある人もいるかもしれない。
“産卵前にはメスの背中の皮膚がスポンジのようにやわらかく肥厚する。オスとメスは水中で抱接しながら後方に何度も宙返りし、(――中略――) 回転が終了したときに受精卵をメスの背中の肥厚した皮膚組織に押し付け、埋めこんでしまう。”
要は背中に卵がびっしりとめり込んだような状態になるカエルのことで、その様が水無月に似ているという話である。
ピパピパの話は、見た目の生理的嫌悪感があることに加え、体組織に卵が埋め込まれるという人間では考えられない、ともすれば寄生を連想させるような情景から、非常に不快感を示す人が多い(経験則)。和菓子が供されるような場でそんな話を持ち出したら、下手をすると職場を首になりかねない。許されるのは水生生物研究に携わる職業の人くらいである。
5.コンビーフ食べてるときにイトミミズの話をするな
どちらの見た目についても言わずもがなである。コンビーフを食べている人の横で「最近熱帯魚を飼い始めて……」などと話し始め、餌用に買ったイトミミズが水槽いっぱいに繁殖して、などと話せばコンビーフが食べられなくなること間違いなし。
これらの話題をたくみに使い分けて、周囲との関係をギクシャクさせよう!
万年補欠インターネッター